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モーリス•ジャールの来日
シャクティの公演と講演で忙しく、その上パソコンのハードディスクに問題が生じ、ブログの更新ができませんでした。すみません。
その間に、モーリスが来日しました。以前このブログにも書いたばかりだったので、本当にびっくりしました。モーリスは、アラビアのロレンス、ドクトル•ジバゴ、インドへの道で3回オスカーを取った作曲家です。私が初めてサウンドトラックで尺八を吹いたのが、UCLAの大学生だった時、モーリスが曲を書いた「将軍」です。
シャクティの日本ツアー真っ最中のある日、突然ソニーエンターテイメントの人からメールが入り、モーリスが来日していて私に会いたがっている、いま帝国ホテルにいます。というのです。大阪で行われた国際映画祭の名誉審査員を務めるのと、アラビアのロレンスがデジタル完全版という形でソニーピクチャーから再リリースされるプロモーションだといいます。
電話をして、すぐに会いに行きました。
フルトベングラーのパリ凱旋公演でティンパニーを叩いたマエストロは、もう87歳です。でも、その目の中にあるいたずらっ子のような光はそのままでした。奥さんのフォンと三人で、帝国ホテルのロビーで、長い長いお茶を飲みました。10年ぶりかもしれません。たくさんのことを話しました。私が初めて会ってから、30年の月日が流れています。何でも話せる人生の先輩、というよりも、こんなに歳が離れているのに、友人という感じがするのです。スタジオでの仕事だけではなく、ポーランド、パリ、スペイン、と彼のコンサートでも吹いているからでしょうか。アメリカに対する見方、音楽に関する感覚が似ていたのです。ずいぶんいろんなことを話し合いました。そういえば、現在の奥さんのフォンよりも、私の方が2、3年古い付き合いかもしれません。
人間の絆というのは時空を超えます。
モーリスの体験が、私の中に受け継がれているような気がします。
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投稿者 matsui : 2008年12月12日 11:09
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