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2008年12月12日
モーリス•ジャールの来日
シャクティの公演と講演で忙しく、その上パソコンのハードディスクに問題が生じ、ブログの更新ができませんでした。すみません。
その間に、モーリスが来日しました。以前このブログにも書いたばかりだったので、本当にびっくりしました。モーリスは、アラビアのロレンス、ドクトル•ジバゴ、インドへの道で3回オスカーを取った作曲家です。私が初めてサウンドトラックで尺八を吹いたのが、UCLAの大学生だった時、モーリスが曲を書いた「将軍」です。
シャクティの日本ツアー真っ最中のある日、突然ソニーエンターテイメントの人からメールが入り、モーリスが来日していて私に会いたがっている、いま帝国ホテルにいます。というのです。大阪で行われた国際映画祭の名誉審査員を務めるのと、アラビアのロレンスがデジタル完全版という形でソニーピクチャーから再リリースされるプロモーションだといいます。
電話をして、すぐに会いに行きました。
フルトベングラーのパリ凱旋公演でティンパニーを叩いたマエストロは、もう87歳です。でも、その目の中にあるいたずらっ子のような光はそのままでした。奥さんのフォンと三人で、帝国ホテルのロビーで、長い長いお茶を飲みました。10年ぶりかもしれません。たくさんのことを話しました。私が初めて会ってから、30年の月日が流れています。何でも話せる人生の先輩、というよりも、こんなに歳が離れているのに、友人という感じがするのです。スタジオでの仕事だけではなく、ポーランド、パリ、スペイン、と彼のコンサートでも吹いているからでしょうか。アメリカに対する見方、音楽に関する感覚が似ていたのです。ずいぶんいろんなことを話し合いました。そういえば、現在の奥さんのフォンよりも、私の方が2、3年古い付き合いかもしれません。
人間の絆というのは時空を超えます。
モーリスの体験が、私の中に受け継がれているような気がします。
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2008年12月25日
お知らせ
27年前に作った私の一枚目のアルバムが再リリースされました。
アルバムというのは自分の子どものようなもので、再び世に出るのは嬉しいものです。
放蕩息子が帰ってきたよ、という聖書のフレーズがありましたね。
http://www.coolsound.co.jp/checktop.html
にて、販売しています。タワーや新星堂にも並ぶそうです。
25年前に、渋谷公会堂でThe Kazu Matsui Project 公演をした時の映像もあります。来日メンバーも若く、懐かしいです。その時のリードボーカル、カール•アンダーソンは5年前に亡くなっています。彼は、映画ジーザスクライスト•スーパースターでユダ役をやっていた歌手で、私のアメリカにおける音楽人生の扉をあけてくれた友人です。天国へ行ったら一緒にセッションをすることにしています。
この一枚目のアルバムで創造しようとしていた「何か」が、シャクティのプロジェクトに脈々と生きている気がします。
(最近、近所の西友富士見ヶ丘店の前に小さなドラムショップが出来たのです。思わず中に入って、人の良さそうな店長が、ドラマーだというので、バンドやらない?と聞いてしまいました。)
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