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私の好きな映画

私の好きな「私の演奏が入っている映画」は、レジェンドオブフォールです。
ブラッド・ピットとアンソニー・ホプキンスが共演している映画です。
私の尺八がインディアンの魂を表しているような気がします。バックはロンドンシンフォニーです。
アメリカインディアンの詩や、哲学に興味を持っています。
こんな文章を書いたことがあります。

 私の好きなインディアンの大酋長にジョセフという人がいます。150年くらい前に生きた人です。ある時ジョセフが白人の委員とこんな会話をしたのです。
 ジョセフは、白人の学校などいらないと答えた。
 「なぜ学校はいらないのか?」と委員がたずねた。
 「教会をつくれなどと教えるからだ」とジョセフは答えた。
 「教会はいらないのか?」
 「いらない。教会など欲しくない」
 「なぜ教会がいらないのか?」
 「彼らは神のことで口論せよと教える。われわれはそんなことを学びたくない。われわれとて時には地上のことで人と争うこともあるが、神について口論したくはない。われわれはそんなことを学びたくないのだ」
(「我が魂を聖地に埋めよ」ブラウン著 草思社より)

 もともと西洋人が学校教育を作った背景には、識字率を上げようという意図があり、聖書を読める人間を増やす、というかなり具体的な目的がありました。アメリカ大陸に来て、西洋式の神を知らないアメリカインディアンを西洋人は不幸な人たち、野蛮な人たちと見て、学校教育が必要だと考えたのです。
 ところが、ジョセフは、神はすでに在るもので、議論の余地のないものと見ていたのです。学校という西洋的な仕組みの本質をついた視点です。当時なぜジョセフがそれを見破ったか。大自然と一体になった人間の感性が働き、子育てに関して何かが欠けているのを見抜いたのかもしれません。神のことを広めようとする白人の行動に、神の存在を感じなかったのかもしれません。
 「逝きし世の面影」渡辺京二著の中に出てくる日本人の姿と大酋長ジョセフを私は重ねます。西洋人が、日本人は無神論者的だと感じた風景の中に、実は幼児をながめ、同時に神や宇宙を眺めることが出来る特殊な文明が存在していた。そして、西洋人はその無神論者的な人々の社会に、なぜか一様にパラダイスを見た。
 ジョセフがこの発言をしたちょうどそのころ欧米人は、日本というパラダイスを見ている。アメリカインディアンの生活が原始的であったがために、日本を見て感じたパラダイスが見えにくかった。同じ人間の営む一つの文明としての敬意を払うまでに至らなかったのだと思います。
 当時日本に来た欧米人が驚いたことの一つに、日本の田舎では村の家々の中が見渡すことができた、というのがあると前の章で書きました。当たり前のように時空を共有することが、パラダイスを形成する安心感の土台にあったのです。もし、同じような観察をアメリカインディアンたちにもしていたら、西洋人はもっと大きなパラダイスをそこに発見していたかもしれません。
 西洋人が学校を使ってインディアンたちに教えようとしたことの一つに「所有の定義」がありました。共有の中で生きて来た人たちは、西洋人が、彼らが正当と思うやり方でインディアンから土地を手に入れても、そこから立ち退くことがなかった。土地は天の物、神の物であって、人間が所有出来るものではなかった。この視点の違いから、悲惨な闘いの歴史が始まっているのです。
 日本では、もちろん以前から土地の所有に関して血で血を洗う闘争の歴史がありました。しかし、それは主に武士階級の間で行われ、村人の日々の生活の中に、現実としてあったのは、共有の精神だったのだと思います。一人の赤ん坊を育てるには数人の人間が必要で、そのことが未来を共有する感性を人々に与えたのだと思います。システムだけ見ているとわからない、別の次元や幸福観を村人はちゃんと持っていた。西洋人の観察の中に、確かに日本には封建制はある、武士は一見威張っているように見える、しかし、なぜか村人たちは武士を馬鹿にしているような風がある、というのがあるのですが、このあたりが本当の日本の姿だったのではないでしょうか。  (後略)


ところで、私が尺八を吹いていない映画で好きなのは、と考えましたが、けっこうたくさんあるのです。見た回数が多い、ということで言えば、

ブラックスタリオン (映像と音楽だけの部分がこれほど多い映画もないでしょう。しかも、音楽が、「音」主体)
サウンドオブミュージック (仕方ないですよね。絶対いいです)
フォレストガンプ     (人類が進化するべき方向性を示唆しているだけでなく…)
アラビアのロレンス    (何度でも見ることが出来ます。アンソニークインがいいし…)

ロビン・ウィリアムスの出ているのは大体好きです。モークとミンディというテレビコメディーをやっていたころからのファンです。

投稿者 matsui : 2008年10月27日 11:36

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