70年代

70年代のskateの話でもしましょうか

BDS%20Wheels.jpg 70年代はまさしくカオスでした。混沌としていた、そんな感じでしょうか。当時は板の大きさがさまざまで、それに合わせる必要からトラックとウィルも色々な形や径が用意されていた。何よりカラフルでアメリカを思わせる遊び心がそこにはあった。このウィルは現在販売されているものですが、現在の物との大きな違いはベアリングの位置にある。今の先進的なスケートボディングにはベアリングがウィルの中心に入っている、そのほうがコントロール性が良いし、不要な部分をシェイプアップして軽量になる。それは更なるスキルアップにつながる。しかしここにあるウィルがあったからこそ現在の形があるのは言うまでもない。僕が現役でバートをやっていたころWINGSというウィルがこれにそっくでショーゴ・クボ、ブラッド・ボウマン等その他そうそうたるライダーが使っていた。僕も懐かしさからこのウィルを10インチ幅のBDSのフラットの板にセットして乗ってみた。当時よりもウレタンの質もいいから各段に速く、幅があるからグリップもいい。重いのは否めないところだが、スピードに合わせてアールを走ると、身体が板と一体になる。伝わるバイブはスケボー大好き少年時代に味わった感覚をを呼び起こしてくれた。クラッシックカーみたいな感じにしか見えないかもしれないがこんな道具の時代に基本になるトリック(エアー、ハンドプラント、レイバック、ラップオーバー等)が生まれたことを皆も覚えていてほしい。

投稿者 katsu : 2007年01月26日 10:14 | トラックバック (0)

G&S WARP2

G&S WARP2 この板は前回のスラロームの板の話の時に名前をあげたスケートメーカーのG&S社製。ステーシィー・ペラルタのシグネーチャーでWARP2という名が付いている。2というからには1があるわけだが、1は単板いわゆる無垢の板を削りだしたものだった。なぜ単板(WOOD)から合板(PLYWOOD)に変わったか?それは生産性の問題にあると僕は分析している。当時歴史上最大とも言うべきスケートブームの到来でたくさんの板を必要としていた。その需要に対して量産ができその上、自由に加工ができる。使ってみてもWOODより軽く剛性と柔軟性の両方をそなえたマテリアルだった。当時ON TMEでステーシィー・ペラルタの活躍を見ていた僕らにとって彼はHEROだった。彼はフリースタイルもバーチカルも、そしてスラロームもこなした。華麗にアグレッシブにSKATEしていた。だからこの板を使えば彼に近づけると純粋に思っていた。けれど、手には入れたが、なんだかもったいなくて使えなかった。で、こんないい状態で保存されているわけ。使ってナンボの物ってのは分かってるんですけどねー。

投稿者 katsu : 2007年02月03日 14:28 | トラックバック (0)

WHEELの箱

WHEELの箱 自分が使っていた物は愛着わいちゃって捨てられないんですよね。一つひとつに思い出があって。そのおかげでこんなことに。そうじゃありません?僕以外にもきっといると思います。上部左右にある筒はクリプトニクス社が発売していたウィルで、こんなケースに入っていたんですよ。左上の筒の右のはまるで車のアルミホィールでしょ。下の中央右にある青くて白いコアのは磁石が仕込まれていて回すと電気が点くんです、ラブリーでしょ。てなことで、これから一つづつ紹介していきますので、是非お付き合い下さいな。

投稿者 katsu : 2007年02月06日 01:04 | トラックバック (0)

TUNNEL ROCK WHEEL

TUNNEL WHEEL これはTUNNEL WHEELというウィルです。77年に買った物です。多分みんなより年上かも!数回使ったけれどROCKというだけあって本当にカチコチに硬い。まー今のウィルに比べればそうでもないのかな。こいつがいい感じにグリップして滑らせたい時に素直にスキッドする。コンクリートの面と、このウィルの摩擦が生み出す音が又シビレるんです。直径は62mm幅もそんなもんかな。硬度は90A、えっ、ちっとも硬くないって、そうだよねやっぱ。4色の色違いで着けるのがオシャレだったんです、当時は!若い人たちもこういう幅のあるウィルでトリックに頼らずスケーティングを楽しむとよりスケーティングが上達すること間違いないですよ。今度こいつが似合う板を見つけて使うかな、なんて考えてます。

投稿者 katsu : 2007年02月07日 01:55 | トラックバック (0)

AKI MODEL WOOD by THE SURF

AKI MODEL WOOD by THE SURF 今回は箱の中のものではなく部屋に転がっていた板を紹介します。これは77年に僕が使用していたAKIMODEL。マホガニーの無垢の板で作られたWOODのデッキだ。 今のように合板ではないから1本いっぽんの木の目をよーく見て選ばないといけなかったんだよ。壊れていくときに木の目の向きにそってかけていくからなんです。短い方の板は幅7"長さは31"、長い方は40"30"の板を抱えて長い方の板に乗り移動する、バックパックに工具やら弁当を入れていやーなっつかしー。今こんな板に乗る機会はみんなにはないだろうし乗っても面白くないかもしれないけれど、当時はこの板でフリースタイルもバンクもスラロームも、そして移動手段としても使っていたんです。勿論当時はオーリーなんかはないからエアーはグラブして、段差はバニーホップやエンドオーバーで乗ったり降りたり。当時スケボーのメッカだった代々木公園で練習して帰るときは、こいつで公園通りの対抗車線を飛ばして下っていったものでした。で、渋谷の駅前のスクランブル交差点の真ん中でスピンする!THE SURFのチームメイトとやったものでした。一本の板で何でもする!今も昔もスケートボードはストリートがフィールドでした。

投稿者 katsu : 2007年02月12日 21:49 | トラックバック (0)

G&S BALL WHEEL

G&S BALL WHEEL

G&S社から発売されていたボール型のウィル!ウィルは競技の発達に伴ってさまざまに形を変えていったのです。バーティカル用では70年代後期にプールでの競技が主流であったこともあり、コーピングを越えるときの衝撃を少なくし、又、ロールイン、ロールアウトをスムースにするためにウィルの外側だけが丸いものや、内側だけを機械で斜めに削り加工したものがリリースされていました。そして、80年代に入るか入らないか、スケートボードの大流行も終焉を迎えるころ、こんなボールのようなウィルが発売されたのです。日本でどれだけ輸入され売られたのかはわかりませんが、僕はこいつに飛び付きました!フリースタイルのスピンにも使えるじゃない、これ!とばかりに。なぜなら接地面が点に近いから。バーチではその接地面の少なさが原因なのかあまり走らない感じがしましたね。遊び心の陰にテクノロジジーが見える一品でございます。

投稿者 katsu : 2007年03月07日 08:54 | トラックバック (0)

ROAD RIDER 2 & POWER PAW

ROAD RIDER 2 & POWER PAW 1977から78年頃にポピュラーだったウィルがこの2種類。言い切ってしまうけど、回りのスケーターの足元を見ると大体このウィルを履いていましたから。そんな人気を二分するウィルを紹介します。左はロードライダー2、右はパワーパウ。ロードライダーにはサイズがあってこれは一番小さなサイズです。この上に46というサイズがありました。色はこの赤だけ。ロードライダーはこの後78年代に入ってパークライディングの流行とスケートの技術の進歩に伴ってパークライダーというピンク色で硬度の硬めのウィルを発表しました。パワーパウはシットリとした感じとレトロな雰囲気で、どことなく高級感があるウィルでした。外側に向けて薄い形状によって地面に張り付くようなグリップ性を実現していたウィル。ちょっとベアリングの説明をしましょうか。左右見比べてもらうと分かりますが右のパワーパウにだけ、ワッシャーみたいにみえる金具のようなものが中心部に入っていますよね。実はこれルーズボールベアリングといって当時のベアリングのシステムです。ウィル側にこのような受け皿が入っていて、ここにベアリングの玉を入れるのです。勿論、裏側にも同じ皿が入っています。トラックの方にレースナットと呼ばれる玉を受けるナットを着け、そのナットとこの皿の間にベアリングの玉を8個入れて挟むようにして固定するのです。隙間の微調整が結構難しく、オモチャっぽいけどメカっぽくて自動車修理工の息子の僕はとても好きでした。左のロードライダーは同時代のウィルですが、既に今みんなが普通に使っている608のシールドベアリングが入るように改良されたタイプ、日進月歩で進化するスケートシーンに各社対応していったのです。両方ともグリップがよくて速かったですよ、硬さは82前後ってところかな。

投稿者 katsu : 2007年03月13日 09:41 | トラックバック (0)

APEX MAG WHEEL

APEX MAG WHEEL

次のウィルはこれ!
APEX WHEEL BIG MAGというアルミコアウィルだ。まるで車のタイヤみたいでしょう?最近、又こんな感じの物が発売されていますが、70年代に初めて見たときは衝撃でした。アメリカ人の遊び心を見せ付けられた感じでした。使えないだろうけど欲しくてほしくてたまらなかったのです。SKATEの仕事をしてからアメリカでの業界の展示会に行ったときに、怪しい卸業者のブースにこのウィルを発見!売ってもらいました。赤いウレタンの直径70mm60mmのボディに大胆にインサートされている大きなアルミコア!いやー男の子にはたまりません。性能面は正直分かりません、なにせもったいなくて使っていませんから。大きさの割には軽量ですがウレタン部の薄さは反発力が少なさを感じさせる…ってことは速くはないのか…?いろいろ想像をしてしまいます。今度時間を作ってアルミの部分をコンパウンドで磨いちゃおうかと思っています。出来ることなら我がブランドROOTSでこんなウィルを造ってみたいものですな。SHOW SKATEBOARD用として。

 

投稿者 katsu : 2007年05月06日 08:55 | トラックバック (0)

SIMS BOWL RIDER

SIMS BOWL RIDER

 SIMSTOM SIMSが立ち上げたSKATER’S COMPANYSIMSでリリースされるデッキ、ウィルはどれもお洒落だった。RIDER達のSKILLと一人ひとりの個性も最高でした。70年代の後期、どれだけのSKATERがBRADBOWMAN,LAMMER,ANDRECHTにあこがれたことか。80年代にはHOSOIの板も出ていたことはご承知だろう。その他にもシビレさせるRIDERが所属していたことは言うまでもない。そして、このウィルは77年頃のスケートシーンが混沌としていた頃のウィル。BOWL RIDERというけれどなんでこんなに幅が必要なのだろう…? SKATEを始めて間もないこの頃、私が見て時代遅れ的な感じさえあったこのウィル、確かに接地面の幅が広い方がよりグリップがあるしBOWLの壁面を走っているときの踏ん張りがきいてトランジッションでの高い位置でのライディングをキープできる。そのために幅を持たせたことは想像できるけれども、ちょっと的外れな感じがするな…。とはいうものの色あいがなんとも言えずおいしそうなところがお気に入りのウィルでございます。SIMS BOWL RIDER直径60mm70mm

投稿者 katsu : 2007年06月02日 09:58 | トラックバック (0)

POWELL PERALTA BEAMER

POWELL PERALTA BEAMER このデッキは、あのパウエルとペラルタが手を組んで出来たブランド"POWELL PERALTA"のBEAMERというモデル。5プライの合板に2本の梁(BEAM、板の中央の2本の黒い部分)を本体に接着し上下の両サイドをリベットで固定、BEAMの外側には誇らしげなロゴのステッカーが貼ってある。僕も当時、薄くて軽く丈夫なこの板を愛用していた。しかしROCK状態での不安定感は否めなかったのを記憶している。"POWELL PERALTA"は78年からの本格的な流行に乗り、それまでの"POWELL"のときよりもさらに有名になっていく。POWELL PERALTAのアイディアを製品へと具現化する実行力、ライダーの実力、そしてそれらを広めていく広告のセンス、どこを取ってもかっこよかった。ご存知の方も多いと思うがPERALTAはTONY ALVA,JAY ADAMSと共に名を馳せたDOG TOWNERの一人。彼はプレイヤーとしての立場から、どんな道具が使いやすくかっこいいか、そんなアイディアを創出する役割を担っていたのだろう。PERALTAの考えたアイディアを、実用できる製品にしていくPOWELL氏の豊富な知識と行動力とがタッグを組んだ最強のブランドPOWELL PERALTAは、80年代に再び来るスケートブームでさらなる躍進をしていくことになる。この板は1978年11月号のSKATEBOARDER誌で広告に掲載されデビューした。写真の板のサイズは10” x 30”

投稿者 katsu : 2007年07月19日 04:54 | トラックバック (0)

QUICKSILVER

QUICKSILVER QUICKSILVER  "A POWELL CORPORATION PRODUCT"  10代の頃、初めてこの板を見たとき「なんてカッコいい板だろう…これでスラロームしたいなー」と心から感じた。今だからシェイプのラインが美しいとか質感がどうとかって説明が出来るのだろうけど、そのころは感覚で「いかしてるぅ」だったのを記憶している。随分経って入手した時はうれしくて涙チョチョ切れたです。当時のSKATEBOARDER誌に、この板の広告があるのですが、その少し前にPowell/Sims Quicksilverという社名であのTOM SIMS氏みずからこの板でスラロームする写真がでていたり、謎はさらに深まり「下ろして乗ることができないなー」と思うのでした。徒然に書いてしまいましたが、肝心なスペックは、6 9/16" x 28 11/16" 厚さはわずか5mm、50kgと印刷されていますが、他に70kg,90kgの2種類がリリースされていました。乗り手はスキーかスノーボードのように自分の体重にマッチした板を選ぶわけですね。構造は3層になっていて、上下に航空機に使用されるアルミニウムを使い、間には、おなじみのメイプルを挟みエポキシで接着している。アルミニウムとメイプルのハーモニーは板に剛性と柔軟性とを与え、パンピングの反応を向上させた。これによりスムースでクイックなRIDINGができるという。見た目の美しさと性能を兼ね備えた板なのです。なんだかメチャ褒めですが、一見したい人は僕のOFFICEに遊びに来て下さい。Beautiful. From the moment you first see Quicksilver you'll know it's special.But beauty is more than skin deep...you'll see. (SKATEBOARDER誌 1977 2月号の広告より抜粋)    

投稿者 katsu : 2007年11月10日 09:39 | トラックバック (0)

Z-WINGER (改)

 skateboarder VOL.6,NO.2 sep 79

やってしまいました。今ではなぜオリジナルのままにしておかなかったのかと、ちょっと後悔しています。1979年当時、私は17歳、彼女がプロテクターを入れる袋を作ってくれるというので「ドクドクしい色使いがいいなー、たとえば赤にブルーの水玉で…」とリクエストしたら本当に作ってくれて、思わず愛用の板のグラフィックを剥がして塗装しちゃいました。フラットのデッキが主流の当事、怖がって誰も乗らなかったコンケーブの入った希少な板だったのです、これ。若気のいたりってとこでしょうか。コンケーブという呼び名もなかったこの頃、このデッキにはVの字にコンケーブが入っていて、実際、足のずれは少なくてよかったのですが、何度も足裏がツリましたね。右の写真は1979年9月のSKATEBOARDER誌に掲載された広告。Zは他社のどこよりも早く、というか、世界1早く、この、今で言うコンケーブのデッキをリリースしたのです。Zの独創性はすごいものがありますよね。

投稿者 katsu : 2008年04月13日 20:17 | トラックバック (0)

 
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